スチューデントアートマラソンにて発表。 塩化ビニールでできた袋の中に入っている小石や鈴や布のかすれる音をあらかじめ採取しておき、ビニールの袋の中に入 れたイヤホンから流していく。最初はイヤホンから素材の音 を流すが、パフォーマンス中、会場の音を即興で編集し、イヤホンから流す音は、袋の中のイヤホンから流れる素材のか すかな音、鑑賞者の歩き回る音、周辺を通る車の走行音など が混ざり続けていく。

会場の中の音が袋からも聞こえて、どちらが袋から聞こえている音か、微かな音のため不明瞭になっていく。

鑑賞者はまるで音の出どころを探し回るように、音を追いか けたり歩き回ることを誘発された。

 

　（写真提供：blanClass）

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