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《 猫/中身を埋め合わせる 》
2016.09.
立体作品
塩化ビニール、風船、毛糸、紙粘土。
身体の中について気になっていて、身体の中のイメージを表現することを模索していた時の作品。
特に自分の体以外、それも飼い猫のように人間ですらないものとなると、それが呼吸をするたびなにかがそれの中で動いていることが奇妙で仕方なかった。
とにかく何かを詰め込んで、そのおそろしさを埋めようとしたきらいがあり、チープで奇妙な素材がぐちゃぐちゃ入れられている。しかしそんなものが、日だまりの中でなんでもないように寝息を立てているのが日常としてあるのだ。
風船や毛糸のほかに、端切れ布をぬいぐるみのように縫い合わせたものや紙粘土を用い、塩化ビニールで猫の皮をつくり、ぬいぐるみの要領で制作。
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